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GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?
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RDG レッドデータガールにちょっとおかしいぐらいハマっております。
ここ最近毎日朝から晩まで深行くんカッコいい泉水子ちゃん可愛い深行くんカッコいい、
とちょっとキモいぐらい考えています。
夢中です。

とりあえず来週のOA待ちきれなくって先行で最新話9話まで一気見してしまいました。
どうしてわたしはいつもこう我慢が足らないんだろうね。
リアルタイムで見るのが一番わくわくするし楽しいんだけど…
でも先が気になりすぎて止められなかったの。
でもって、どんどんひきこまれてしまう。本当に面白い。



呆れるぐらいだよ。心奪われました。ほんとうに。




無学なので突き詰めた話はわからないけど、
でもわたしはやっぱり神道(日本の宗教文化)が好きなのだけど、
そういう神仏習合の日本の宗教観から見ても、
巫女、憑坐、山伏、忍者、陰陽師、といった関係性の描き方、
とても細やかで筋が通ってて、
そして山、川、もちろん神社等の神様がいる場所の空気を、
(原作者の)荻原先生は、直感的に感じとってらっしゃるのではと思えるような空気感。
それが物語にずっと漂っていて。
そういう空気を感じられる作品って初めてかもしれない。
気負って「神々とその周り」を描いているわけでは決してなく、
今流行りのパワースポットかぶれのような感じても決してなく、
「そこに神様がいる」空間が、とても自然に描かれている。

本来、日本はこういう宗教観なんだよ。
八百万の神々の国、それが日本。
今は科学も発達して、天災も病気も何もかも、どうして起こるか原因がわかってしまうから
神様も仏様も、わざわざ崇めて祀ろうなんて思わない。
神社もお寺も単なるイベントを行う場所もしくは観光名所になってしまっている。
でも、本当は木々に、空に、海に、畑に、神様というのはいる。
神様、と言うと違うのかもしれない、要するには人々の願いが形になった何かがある。
現代では、もはやそんなことを言っても「何言ってるの?」ってなってしまうけど。

だけど、この作品ではそんな本来の姿を感じることが出来る。
これ、とても大事な部分だと思う。



それを踏まえて広がる幻想的な世界観。
あくまでもこれはファンタジーなのだけど、きちんとした根幹設定があるから
全く違和感なく、その世界に入り込んで行ける。
この荻原規子さんの作品、他も読みたくなりました。でもってたぶん読む。



そして、キャラクターの心理描写も。



何もできない自分にコンプレックスを抱いていて、
それを変えたい、変わりたいって思う泉水子ちゃん(主人公)の気持ちから
物語はスタートする。



熊野の山奥の神社に暮らす泉水子ちゃんの前に突然、
「泉水子を一生守るという運命」を持った山伏の深行が現れる。




泉水子も深行も、最初は訳がわからない。
泉水子も「どうして自分なんかのために」、深行も「どうしてこんな女を」
と反発し合う。
でも、降りかかる出来事を前に、次第に「そうせざるを得ない」ようになっていく。

自分の運命は自分のものではないのだろうか、と悩む気持ち。
自分は何者なのか。
自分に出来ることはなんなのか。
自分は何をすべきなのか。

そういう悩みって、誰しもが抱いていることで、
ちょうど泉水子と深行くらいの年齢(思春期)には特にそんなことを考えたりして。




泉水子はずっと誰かに守られてきて、
仕方がないって色々最初から諦めていて、やろうとしない。
でもそうじゃいけないんだ、って変わろうとする。

深行も、見た目もカッコよくて頭も良くてスポーツも出来る人だけど、
泉水子ちゃんに出会って、何の力もない、何もできない自分に悩んで、
でもそんな自分に出来ることはなんだろう、何をすべきなのか、って考える。



彼らの目の前に立ちはだかる壁はあまりにも、あまりにも大きくて、
一人じゃ乗り越えられない、二人でも崩れ落ちてしまうかもしれない。
でもそれでも、支えあって進めば、道は開けるかもしれない。


一言で言えばファンタジーラブロマンス、なのかもしれないけど、
支えあうのは泉水子ちゃんと深行だけのことじゃなくて、誰しもに当てはまることで。
だからただのラブロマンスでもなく、
そういう人として、「生きていく」上での重たくて苦しい枷と、一筋の光を、
優しく力強く描いて魅せてくれる。




文庫6巻ぶんのストーリーを把握しきっていないし、
とりあえずアニメ最後まで見ないと感想としては言い切れない部分はあるから、
最後まで見たあとでまた自分の感想をまとめなきゃな、とは思うのだけど、
でもほんと良いお話だなって思うのです。


姫神が、彼女たちに「選択肢を与えている」ところが
あの話の救いというか重要なポイントでもあるのかな、と思っている。
みんな泉水子に「どうしたいのか」って選ばせてる。


でも、ふと考えれば自分も、不自由だ、息苦しいって思ってても、
結局したいようにやりたいようにやらせてくれる周りがいる。
それって凄くありがたいことだし。感謝しなきゃいけない。
だからこそ、毎日楽しく生きなきゃねって思ったり。


RDGは色んな気づきをくれるから好きです。


それにしてもこのアニメの雰囲気、演出、本当に素敵。
こんなに今RDGに夢中なのはやっぱり全て、このアニメに関わっている方が、
しっかりした素敵な映像をつくってくれているからこそ、
色々考えたりできているのだよね。
実写だとかアニメだとか括る気はないけどでも、
ここ最近ずっと、実写よりも、アニメーションの方が、
発見も楽しさもたくさんある気がするし、
だから、見てる。


音楽がね、また素晴らしいの!!!
わたしアニソン特有の、Eマイナーでビブラートがんがん、みたいなのホント苦手なのだけど、
この作品は音楽が素晴らしい。物語の雰囲気にこれ以上ないぐらい合っている。
OPの Annabelの「スモルワールドロップ」も、EDの伊藤真澄の「予感」も。

音楽は、やっぱり映像において本当に大きなもの。
このRDGを見ると余計に、
なんでもかんでも暗めの歌詞で、歌い上げる感じで、もしくは声優ソング、
な他の作品は、ほんとどうかと思ったりしてしまうよ。



しかし。

しかし本当にね。


やーーーーーーーー深行くんほんとカッコイイっす…

またOPの弓を引く深行くんがもうやっばいくらいカッコイイもんだから

(※コレ↑)
初っ端からドキドキが止まらない…!!
(弓を放ったあと錫杖が出る演出がまたカッコいい)

ちなみに声はキングダムハーツのロクサスの人。(内山昂輝さん)
だから余計カッコイイ。


でも、なんといっても泉水子ちゃんの可愛さたるや!!

かなわねぇ。ああかなわねぇよ!!!

2人のやりとりにもう心の底からキュンキュンしてしまいます。

はぁ…ほんと素敵な作品でございまする。


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はらいそ
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東京都出身。現在は都内某歓楽街の横にひっそり住んでます。
好きなものはメジャーカルチャーとサブカルチャーの狭間にたたずむもの。
偽善はきらい。そして散財家です。

ブログのタイトルはTHE BOOMのアルバムにも入っていない曲から。
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