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GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?
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6月7日の公開初日、
「PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight's Dream」
の舞台挨拶に行ってきました!
前回は初回の記者会見ありの回と、もう1回見に行ったんだけど、
今回は仕事の都合で新宿のラストの回。


しかし、前回の反省を活かし、今回は少し早目に行って、まずは
劇場パンフ、結城理のMP3プレイヤーのオーナメント、ストラップ、
あと前欲しくて後悔してた召喚器ネックレスげーっつ!


そしてちょっと時間があいたのでスワロウテイルの影時間パフェを食う!

今回はアイギス登場のところから、
タカヤたちが出てきて、
ゆかりっちの過去がわかって、
そして荒垣先輩が死んで(死ぬルートでした)、
自分たちが何をしているんだろう、
と考える。
どんどん、ペルソナ3らしい、重さが深くなってきました。


ただ、全体的に、映像は、特に戦闘シーン、ストーリー構成とか編集とか等は、
俄然Spring of Birthの方が良かったな、と個人的には思うので、少し残念。
途中、キャラの心情を描くところがダレてしまっていたかなぁと。
まぁ、難しいところだけどね、あそこは。
まぁでも、もう一回観に行くけどね!!!!


鳥海さんが舞台挨拶で、
「ポップコーン食べながら観る方いますか?
 いいですか、ポップコーン、30分以内に食べて下さい。
 そのあとはそれどころじゃなくなりますから」
と言ってたんだけど、うむ………でも確かに。 だった。


でも、A立Pがこだわりにこだわったと言っていたオープニング、
良かったです。好きです。
あれ?でもA立さんがこだわったのは戦闘シーンなのかな。
わたしはあの、ラブホイベントのところです。笑
ゆかりっちもエロいんだけど、
キタローが!!!!キタローが脱いでるのがもう・・・!!!!!!!
やばいあれやばいあれやばいやばいやばいやばい。


※エスカレーターもP3仕様。

それにしても今日の席はたぶんあの会場で一番観やすい席だった。
ぴあ様、感謝感激あの日は雨。
まぁでも、もう一回観に行くけどね!!!!



しかし、石田氏が無茶苦茶はっちゃけてたなぁ。くそ、反則だ。可愛かった笑


このメンバーで海に行ったら?という質問に、
 めぐー「まずは石田さんを誘うとこから…」
石田さん「『いやいいよー』て」
めぐー「家に迎えに行けばいいんですかね」
鳥さん「泳げるんでしょ?」
石田さん「泳げますよ」
めぐー「最近泳いだのいつです?」
石田さん「…20年くらい前?」



めぐー「それもう泳げなくなってるかもですよ??」
石田さん「え、水泳って一度泳げたら大丈夫なんじゃないの」
めぐー「私一輪車乗れたけどもう乗れないですもん」
石田さん「それじゃあ海で溺れたらどうすんの!」(※突っ込み!!)


ちなみにこの話題、楽屋でも話していたらしいけど、
石田さんはたとえるなら自分はナマコだそうです。
動かないってことなのかしら。


キャラと海に行くなら誰?という質問には、
めぐー「順平!」
鳥さん「ゆかりっちです」
めぐー「相思相愛なんですよねー!」
そして真綾さん「自分が海に行くことが考えられないから…でも理なら、お互い別行動な…」
石田さん「それ運転手としてってことですか!」(※突っ込み!!)


ああ、もう反則。
石田さんマジで素敵だな。
ちょっとスタイリングしてた髪、カッコ良かった(*´ω`*)
白シャツも似合う。
客と目線を合わせないとこも。
そしてやはり主役、コメントもしっかり。でもって面白い。芝居うまい。やっぱり変。
はぁ、完璧だわぁ。

お土産。
スワロウテイルのペルソナクッキー。

というわけで、映画も挨拶も面白かったです。
とりあえず、もう一度見に行ってきます。




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「劇場版 薄桜鬼 第ニ章 士魂蒼穹」を観にいってきましたー。

ぶっちゃけ薄桜鬼はゲームのみで、
(しかも斎藤さんばっかりで)
アニメはちょろっと見たけどすぐやめてしまって、
映画も期待してなかったので第一章は行ってないんですが・・・
まぁゲームやってるからストーリーも知ってるし、
何より作画が!!!!
作画が素晴らしかった。

あまりにもカッコよくて、わたし斎藤さんばっかりに夢中だったけど、
ちゃんと他の人のルートもやろうと思った。

(特にちー様。ちー様カッコよすぎた今回・・・)

やっぱりウィークリーのアニメと映画は違うね、手の入れ方が。
まぁ、話の内容は、特に可もなく不可もなくだったけど。苦笑
薄桜鬼本体(ゲーム)自体、内容は薄いからそこは仕方ない

待ち合わせに遅刻してしまって迷惑をかけたので、
劇場特典は友人にあげました。
なんかちー様と千鶴のシーンのフィルムだった。

そしてその後、前回に引き続き(※参照
もはや恒例になりつつある池袋はなの舞の薄桜鬼ルームでごはん!!
しかも偶然にも個室だったー!嬉しい!
(薄桜鬼ルームで個室はひとつなのです)


今回の予約ありがとうカードは原田さんでした。
(ちなみに前回は斎藤さん)


これはお土産のしおり。


映画で土方さんがめちゃくちゃカッコよかったので、
ドリンクは歳三の怒り。・・・と、やっぱり一の機転。(結局斎藤さん)
なので、コースターも土方さん。と、斎藤さん。

(てか前回も土方さんと斎藤さんのドリンクしか飲んでねぇ)

あ!!!
そうそう、前回気になっていた変若水を頼んだよ!!

これでわたしも羅刹に・・・( ̄∇ ̄)

ちなみに、攻略メンバー以外のドリンクを頼むと、
ぜんぶコレ↓らしいです。

「千鶴はあるんですか?」と聞いたら、千鶴はないんだって(´・ω・`)
いくないよ、千鶴。千鶴は主人公なのに。
そういうのいくない。確かに女子たちは新撰組に夢中だけど・・・
(だから需要もないんだろうけど・・・)

コースのご飯は前回と違ったけど、安定して美味しいです。
はなの舞、ほぼほぼハズレなし。



そしてまた薄桜鬼卵焼きも追加で頼んじゃった。
おなかいっぱいなのに。なんとなく。笑


あ、そうだ、箸袋がCR薄桜鬼になってました。地味な宣伝。
でも、ここに来る乙女はやらないと思うよ、パチンコ。
さすがに。
まぁわたしはやるけど。


しかしホント居心地がいいですこの薄桜鬼ルーム。
ヨネ絵で囲まれた空間。ここには仲間しかいないのです。

他の人の目を気にせず存分に薄桜鬼の話が出来る素敵さ。
「このルームだけは絶対いつも人いますよね」
「そりゃそうでしょうよ、オタクはここ来たいよ」
と毎回そういう話になりまする。

そういえば前はなかったな、新選組の衣裳は。


あー、やっぱり、ヨネ絵は素敵。
そしてこのイラストの斎藤さんが好き!(*≧m≦*)

帰り、知らなかったんだけど、薄桜鬼のグミが出てるって教えてもらったので
池袋構内のキオスクで買ってきた!!

パッケージが可愛い!
思わずまとめ買いしたら笑われた。だってさー。

ちなみにキオスク横に貼ってあったグミのポスター。

薄桜鬼って、もう5、6年前の作品だよ。
うーんファンが根強いね。(わたしもだけど)


待ちに待った【劇場版ペルソナ3】の公開初日!
舞台挨拶に行ってきました!!!

ゲームは基本的にウィニングポストとダビスタとシムシティと麻雀。
あとはときメモ、アンジェリーク…
そして黄金時代のエロゲ。
(鍵とか葉っぱとかアリスソフトとか…ちなみに一番好きなのはSeeIn青。)
ぐらいしか出来ません。
仕事始めてからはぞんな余裕もなく、キミキスと薄桜鬼をかろうじて。
要するには、シミュレーション以外てんでダメってことです。
だけど、テイルズシリーズが出来たことに勇気付けられて、ペルソナ3に挑戦。
したらば!
めちゃくちゃ面白いの!!!!
演出も音楽もスタイリッシュ。うわああこれなんだこれ!!って夢中になった。
(後日、「なんでゲーム音痴がアトラスゲー出来るの、と驚かれたけど)

その後P4が出たけど、P4もすっげー楽しくて好きなんだけど、
わたしはP3のあの陰鬱とした雰囲気が好きで。
何よりペルソナの召喚の仕方。ぞくぞくする。

そんなこんなでガチガチのP3ファンなわけなのですが。
なんと!今!劇場化!!!と聞き!!!!!!
もう、この公開初日を今か今かと待ち望んでいました。



舞台挨拶は新宿バルトの初回と、豊洲の2回目かな、に行ってきたんだけど、
めぐー(豊口めぐみさん)がその時、
「P4が出て、P3はあぁ、収束していくんだな、って。
 で、P4がまた収束していったら次は5かな、って思ってたから、
 P3思い出してくれたんだね!って。笑
 本当に嬉しい。有り難い」
って言ってたけど、わたしもホント、嬉しいです。

我々ファンも、
そして石田さんもめぐーも(あと中井さんもどっかのコメントで)言ってたけど、
「なんで今(アニメ化しかも劇場化)!?」っていうのは、
正直、みんなまずあったと思うのね。
だって「ペルソナ3」って2006年に発売されたゲームですよ。
7年も前の作品。
しかも、その後「ペルソナ4」が出て、2年前にはそのP4はテレビアニメ化して。
だから「P3のアニメ化は諦めてた(byめぐー)」ってのはホント我々も同じで。

ただ、(ペルソナファンにはお馴染みのプロデューサー)A立さん曰く、
「元々P3もP4もアニメ化したいとは思ってた」と。
ただ、P4は凄くテレビ向きだったので、
(タイミング的に)先にP4がそうなった(アニメ化した)だけ。
というのを聞いて、納得。
確かに、P3はテレビじゃダメだよね…
ストーリー的にもだけど、そもそもペルソナ召喚する方法がアレだし。苦笑
でも、劇場版なら、という感じで、今こうやって実現ができたとのことらしいです。
嬉しいね。

舞台挨拶一発目の挨拶「やっと名前が付きました!結城理役の石田彰です!」
てのを聞いて、
わたしもなんか、ああ、アニメになったんだなーって、実感が湧きました。

【PERSONA3 THE MOVIE #1 Spring of Birth 予告篇】


閑話休題。

本編、ほんとーーーーーーーーーに!!!カッコ良かった!!!!!!!!!
ペルソナシリーズはとにかく「スタイリッシュ」なわけですから、
カッコいいであろうことは勿論想定の上だったけど、想定以上だったね。
オープニングからしてセンスの塊。

戦闘シーンがまた最っ高だった。大迫力。
そしてペルソナ召喚するタイミングというかテンポが、凄く良い間合い。
石田さんも仰ってたけど、
戦うのってこんななんだー、ってなんか冷静に見てる自分もいたりして。
ゲームじゃ絶対にこれは体感できない。
ペルソナやシャドウ自体、とてつもなくカッコいいし、
ペルソナ召喚する時のキャラの表情もゾクゾクするし。
鼓動と、汗と、震えが伝わってくるような戦闘シーン。

画面越しに、生死のギリギリの線に彼らは立っていることを痛烈に感じる。

それは、日常生活での彼らの心情が凄く丁寧に描かれているからこそ、
影時間にシャドウと向き合う彼らの心情がより一層浮き彫りになるんだよね。
ゲーム以上に彼らの気持ちが染み入ってきた。

そして、絵がまた綺麗なの!背景も凄い!
キタロー、いや結城理なんてもう色っぽいし!目線が。横顔が。唇が。
ちなみについこないだあった影時間上映イベントの時より、
レベルアップ(作画)してたんだって。
こんなギリギリまでスタッフの方頑張ってるんだね凄いね。
余計、どんな感じで変わってたのか気になってしまったよ。
あー、やっぱ影時間行きたかった!(。´Д⊂)

結城くんは主人公だから、戦い方も含め、
彼の魅せ方ってのは一番カッコ良くなってるのは当たり前なんだけど、
それにしても、いやぁ、カッコ良かったよキタロー。
言葉数の少ない人だから余計、その一言が、その行動が、またドキッとする。
石田さんの声がまた…!!ゾクッと腰にくる。
「ペルソナ」ってその一言もその時々の彼の心情を表すかの如く異なってて。
そこはああ、やっぱ石田彰すげぇなって思った。さすがだな、と。

ゆかりっちも可愛かったし順平も相変わらずで。
美鶴先輩は相変わらず美しくカッコ良く、
真田先輩も熱くて真面目でカッコ良かった…
けど、次回は真田先輩のおかしな不器用で可愛いところが見れるかな?期待。
あとね、風花!!A立さんも仰ってたけど、風花!!可愛い!!!
あとコミュキャラも所々出ててそこも嬉しい。

いやでもね、しっかしね、マジでバンバン撃ちまくっててもう最高だよ!!
やっぱりわたし短銃に弱いわ。短銃好きだわ。大好きだわ。
しかも人にじゃないからね、自分の頭撃ちまくるんだからね。
相当イカれてるよ。最高だよ!
さっきも書いたけどホント撃つタイミングがまた相まって!
テンポがすげーの。だからより一層ゾクゾクする。

今回は「キタローが笑うまで」の話なんだそうです。(A立さん曰く)
確かに。そっか。
何に対してもどうでもいい、って思ってるキタローが、仲間と共に、変わっていく。
そしてそんな仲間たちと、これから立ち向かわざるを得ない壁に、向かっていく。

ゲームだけでも話としてはちゃんと入り込めてたと思ってたけど、
改めて映像で見て、もっと深く深層まで潜れたような気分。

もうホント、期待以上でした。




「遅かったね、長い間、君を待っていたよ」

ファルロスの言葉は、わたしの気持ちそのもの。

さぁ、始まる。すべての終わりに向けて。

本作は「 #1 Spring of Birth 」と名付けてある通り、
これで終わり、ではありません。
次回は2014年初夏とのこと。早くも待ち遠しいです。
監督がそれぞれの回で変わるらしいので、それは少しショックなのだけど…
(今回が凄い良かったから余計)
でもラストはゲームとは異なる!?みたいなことも言っているし…
これ、相当気になるよね。
見逃せない。見逃さないけど!
んでもってその前に、もう一度くらい、映画館行って観てくるけどね!笑


尚、舞台挨拶でのキャストさんたちのお話は、下記左部【more...】にて。




先日ですが、「SHORT PEACE」の初日舞台挨拶に行ってきました!

「AKIRA」でお馴染みの大友克洋さんをはじめとしたクリエイター陣による、
オムニバスプロジェクトの「SHORT PEACE」。
大友作品をリアルタイムで、劇場で見るのは初めてでもうわくわく。
本当は前売り券(特典が魅力的で)買って見に行くつもりだったんだけど、
買おうと検索したら初日舞台挨拶のチケットがあったので
初日の初回に見に行くことに。
世界の大友を見れるチャンス!!を逃すわけにはいかないですから。

でも、ピカデリー公式サイトでチケット予約したんだけど、
自動で振りわてられるからまーーーくそみたいな席しかない。
登壇した監督たちを見たかったから前方が良かったんだけど、
仕方ないので、後方の出来るだけ真ん中の席を予約。
まぁ、だけど結果よかったかも。
後方の方がスクリーンが見やすかった気がする。あの映画館。

登壇者は、バンダイナムコの偉い人、大友監督、
「FREEDOM」でやってらした森田修平監督、
「鉄コン筋クリート」の安藤裕章監督、
ガンダムのメカデザインやってるカトキハジメ監督の5人。
鉄コン筋クリートは、重ね重ね言ってますが
わたしのアニメーションに対する感覚を変えた作品なので、
ナマ安藤監督にも大興奮。
森本(晃司)さんも是非拝見したかったので、そこは少しだけ残念。



MCの女性に「短編の魅力は?」と聞かれ「短いとこですかね~」と大友監督。
もう爆笑。大友さんって思ってたよりお茶目だ。
でも、「インスピレーションのままに作れるから面白い」と仰ってナルホドと。
確かに、長編のような組み立てが必要ない分、
自分が感じた衝動をそのまま具現化できるのが短編の魅力だ。

安藤さんが
「説明は全部省いてしまっているから。あとはお客さんがどう感じるかで」
と仰っていてそれも本当に短編ならでは。
もちろん長編でもそういうものもあるけれど、
でもそれを長編でやると、見たあとの印象って結構悪いと思うんだよね。
だけど、短編なら丸投げでも勢いそのままに素直に感じて消化できる。
大友さんの「インスピレーションのままに」ってのは、
製作者だけではなく観客も同じだと思うの。

カトキ監督が、
「フィギュアを作りたかったんで(そしたら監督もやることになった)」
って言っててそれも面白かったんだけど、
カトキさんが実際作ったゴンク(武器よさらばに出てくる戦車型無人兵器)が
期間限定で劇場に置いてあるというので、撮ってきました。

大興奮。カッコいい!


これは後ろからね。

でもこれはあくまでも試作で、
樹脂が弱いのでいつ壊れるかわからない、から期間限定なのだそうです。
もっと特別な意味合いがあると思ったら、そんな理由かよ。笑
でもってそれを聞いた大友さん、
「え!?壊れるの!??あとで貰おうと思ってたのに!」
いや、確かにこれ欲しい。欲しいよ。

それぞれの作品の共通のテーマは日本。
海外の映画祭がきっかけでこのプロジェクトが発足したそうなのだけど
短編をやるなら時代物がやりたかったし、震災の影響もあるし、と。
それぞれの作品で、過去の日本、そして未来の日本を描いているのだけど、
4作品あわせて1本のひとつの日本を描いた作品、になるのだそうな。

この日はちょうどジブリの「風立ちぬ」の初日で、バッティングしてたんだけど、
バンダイナムコの偉い人は、「こういうアニメがあってもいいんじゃないかな」と。
でも、わたし、前の4℃のオールナイトに行って本当に痛感したけど、
子供向け、オール年齢向けのアニメには食指が動かない。
やっぱり大人向け、しかも、海外の人間が見ておぉ!と思うもの。
それがわたしの映像に対するひとつの指針でもあるから、
風立ちぬはものすごい動員数・評価を得てるけど、全然興味がわかない。
それよりも、尖っていて実験的な映像を見て、しびれたい。

オープニングは森本さんの作品。
不思議な世界観。これから何が始まるんだろう、とわくわくする。

そして一発目は森田監督の「九十九」。
無人の祠に現れた、
使い古され捨てられた傘や生地や食器やらの怨念が生んだ物怪の話。
テーマは感謝なのかな?
祠に立ち寄った男が、その怪たちの母体である粗大ゴミ(笑)を修繕して、
「今までよく頑張ったな」って労う。
話と演出はまったく面白くなかったんだけど、
色彩が綺麗だった。
この「SHORT PEACE」は全作品オールCGなのだけど、
マテリアルとして折り紙を使っているそうで。
これがなんとも言えない質感を出していて、それはとても素敵だと思った。

大友監督の「火要鎮」は圧巻だった。
江戸時代、幼馴染だった男と女が、いろいろあって別れ別れになる。
男は家を勘当され火消になり、
女は他の男と親が勝手に結婚話を進め、枕を涙を濡らす日々。
女は自暴自棄になって部屋にこもっていると、
ふとしたきっかけで部屋の行燈が燃える。
ここで、すぐに人を呼んで、火を消せばなんてことはなかったはずなのに、
このまま火事になれば…と考えた女は、すっと障子を閉める。
轟々と燃え上がる火はたちまち家を包む。
あの時代の火事はひとつ起きるとたちまち江戸中が火の海になる。
火消たちがやってきて必死に火事をおさめようとするんだけど、
そこで屋根に登って逃げている女を、火消になった男が見つける。
男はなんとか助けようと、女もやっと会えた恋しき人に助けを求めるが、
二人の間を炎が邪魔をする。

とにかく、これは圧巻。
話自体はそこまで特異なものではないのだけど、魅せ方だなぁ。
間合い、アングル、ひとつひとつが凄い。
最初は絵巻物のような平面の構図。アニメなのに!CGなのに!
そして火事になった時の、炎の恐ろしさ。でも、恐ろしいけど美しい。
もう前のめりで息を呑んで夢中で見ていました。

お次は安藤監督のGAMBO。
少女を襲う鬼と、少女を助ける熊の戦いの話。
泣けた。これもそこまで難しい話じゃないのに、くやしいが、切なかったよ…
キャラクターがとにかくかわいかった。
ちなみにこのキャラ原案は、エヴァの貞本さん。もうイチイチ豪華。
そして侍の声がえらいカッコいい。
と思ったら、侍の役、ヘモ川…いえ、浪川さんだったわ。
浪川さんってさ…本当にあの人声幅があるよねぇ。
Kのシロとか、ヘタリアのイタリアとかから、アザゼルさんのアクタベさん、
そしてレオナルドディカプリオ…
ちなみに浪川さんはETの少年役の人です。
他にももう挙げていたらキリがないくらい名だたる映画の声あててる。
気付かないだけで日本中の誰もが見ている映画の吹き替えしてるんだよね…
あんなに漢字読めないのに。
(「閑話休題」が読めない。「魑魅魍魎」も読めない。
 「井」も読めない。「井」だよ、あの人「井」を「丼」って言ったんだよ!!)

最後はカトキ監督の「武器よさらば」。
これは大友さんの漫画が原作ですね。漫画読んだことない。
大友さんの漫画、廃刊になってるのも多くて、結構探すの四苦八苦してます。
未来の日本で、砂漠化した東京を舞台にした戦闘モノ。
とにかく戦闘シーンがカッコいいんだ!
兵器のデザインがそもそもカッコいいんだけど、アクションの見せどころがもう。
そんでもって人間味あふれていて、ユーモアもたっぷり。
最後、パンフレットを差し出すシーンが最高に好き。
超笑った、けどあれ、完全に皮肉なんだよなぁ。
サイコパスの「機械ならではの融通の利かなさ」も、
こういう作品からインスパイアされてるんだろうな。
これは痛快だった。娯楽作品としても、映像作品としても、超面白かった。



1作品+4作品を見終えて感じたのは、
アニメーションってすごい自由なのだ、ということ。
映像表現としての可能性を実写と比較にならない程に持ち合わせている。
そして日本はその最先端にいる。
ジャパニメーションの凄さをひしひしと考えさせられた。

会場には多くの外国のお客さんが。
上演後はみんなパンフレットを片手に満悦顔。
世間は本当に「風立ちぬ」一色で
「SHORT PEACE」は話題にも上らない(少なくともわたしのまわりでは)けど
本当に、見てよかったです。貴重な体験。
リアルタイムで見れて、本当にうれしい!


009 RE:CYBORG見てきました。@新宿バルト9。
カッコよかったです相当。相当カッコよかった。
こんな作品を作れてしまう人たち、そして日本、本当に凄いです。

以下、感想。

1.ゼロゼロナンバーの能力を描く上で、
   3Dという方法はこんなにも適しているのか、と感心した。
   003の視覚やサーチ能力、006の炎、
   そしてサイボーグ009の代名詞でもある009の加速装置・・・・・・
   加速装置は特に「ああ、こんな感じなんだ・・・・・・・」って体感できてしまった。
   これはすごい。
   もちろん、その他の戦闘シーンも大迫力。
   ハリウッドなんて余裕。そのくらいの映像美。

2.個人的に川井さんの音楽は好きじゃない。
   でも疾走感、緊張感溢れる劇中曲はさすがの一言。
   いかに2001年版のアニメの小室楽曲が不適切だったか、ということ。

3.ゼロゼロナンバー全員が一緒に戦っているシーンがなかった。
  非常に残念。非常に残念。非常に、残念。
  非常に、残念で仕方ない。もう、非常に残念。言い足りないぐらい残念。

  ストーリーのメインが009、003、002で構成されていて、
  他のメンバーはサブ。みたいな扱い。
  007と008に至ってはあの赤い服も着てない。てゆうか後半出てこない。
  (002も赤い服は着てねぇなそういや)
  なんで???ねぇ、なんで!????

4.世界観はまぁ・・・・・・・わたしは好きです。
  石ノ森先生の作品に込めたものとかは、そのままなんだろうなと思う。
  ただ天使のモチーフとか、神とか声とか、
  案の定押井守(IG)っぽい
  「(真実は)お前自身が感じろ、考えろ」的なアレは健在。
  最後はひよった感も。
  でも色々、正義、悪、神、人・・・・と考える楽しさ。
  解釈については、今はまだまとまってないし、長くなるので省きます。

5.絵柄は誰!?って感じだけどそれは前段階で既にわかってたことなので
  まぁ別に。
  声も違和感なかった。

とにかく、最初にも言ったけど、カッコよかったよ、本当に。
あれは映画館で見るべきだ。映画館が絶対良い。

でも、視聴後に残ってるももやもやがあるんだけど、
それは、
天使?
彼の声とは?
神とは?
正義とは?
最後の水辺の街は何?
とかそういう押井イズムな「???」な世界観が原因なんじゃなくって、

ゼロゼロナンバーが全員で戦うシーンがなかった、

ということなんだと思う。

感想の3でも書いたけど、
見たかったよ、単純に。というかそれがなきゃ寂しすぎるよ。
ジェット・リンクだけ異常に活躍しすぎだよ。
ピュンマは!?潜水艦が出てきたんだから水ん中から攻撃とかしようよ。
グレートは??変身して潜入しようよ。
ジョー、お前も「アルベルトじゃ無理です!」とか言うなよ、
つーかアイツ全身兵器だぜ!?ぜんぜん無理じゃねぇよ!!
CRサイボーグ009(パチンコ)だってなぁ、
全員揃うとリーチになるんだよ??
001から009まで揃ってはじめてサイボーグ009なんだ。


でも、そこを差し引いても、やっぱり面白かったです。カッコよかったです。
2100円ってお値段出しても、損はまったくないと思います。
こういう作品を生み出せる日本は、本当に凄い。

ジョーのストラップ、可愛かったから買ってきちゃった。
携帯につけよ。

それにしてもフランソワーズ・・・・・セクシーだったね・・・・・・
(高層ビルへダイブするシーンは草薙素子女史を思い浮かべてしまったわ、つい)
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東京都出身。現在は都内某歓楽街の横にひっそり住んでます。
好きなものはメジャーカルチャーとサブカルチャーの狭間にたたずむもの。
偽善はきらい。そして散財家です。

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