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昨夜は映画ベルセルク降臨のR18版に行ってきました。
恩田さん(総作画監督の)も「R18は満席か…」なんてつぶやいてらした通り
このR18版、かなりの反響をよんでいるようす。
まぁ、原作を読んでいる人は当然、R15版よりはR18版を見たいよね…
わたしもオールナイトイベント、舞台挨拶の回とそれぞれで
R15版は既に鑑賞していたのだけど、
「映倫問題でなくなくカットした大元のR18版が東京、大阪で限定公開となります!」
というアナウンスが公式のクララさんからあった時はもうひゃっほーい!状態。
やっぱり、フェムトとキャスカのシーンは、より激しい表現で見たい。
あの世界観をあれだけの腕力をかけて描いてくれた監督およびスタッフの方々の熱意も
十分に堪能したい。
(ほんとにあの監督は2時間30分で収めてくれってとこを勝手に5時間超作っちゃったり
 ほんとうに原作に忠実であれ、という精神、
 そしてより良いものを生み出したいという熱意が凄いと思う。
 だからこそ、今回の映画化はあれだけの細部まで徹底したクオリティになったのだな、と)

バルトの土曜21時の回、やっぱり満員御礼でした。びっくりです。
この人達がPartⅠもPartⅡも観てくれていたら
もう少し早く「続編決定!」なんてことになったのでは…
と思うくらいの、人、人、人。
でもそれだけ一見さんも多いんだろうな。
だけど今回は蝕だし、
わかりやすい戦闘シーンや爽やかなシーンがあるわけでもないし
セックスシーンは●姦だし、
そしてフェムトになる際のあの精神世界を初見で実際わかるのだろうか…?
とは思ったけどね…
でもこれを機会に、漫画を読んでくれる人が増えること、
そして続編も見たい!と思ってくれる人が増えると、嬉しい。
それだけの作品です。

前も書いたけど、舞台挨拶の時よっぴーが
「原作を読んでもふわっとしていたグリフィスの心情がすごくわかった」
と言っていたけど、わたしもほんと同意で大きく頷いてしまったのだけど、
やはり今回改めて、「今お前に触れられたら俺は二度と…」って思って、
最後でもガッツがグリフィスを掴まえてしまって、
その触れられてしまったあと、グリフィスが笑みを浮かべ、
「捧げる」
と言うシーン。
くるね…ほんとうに…

「今お前に触れられたら…」ってあとに続く言葉を知っていると
(コミックスには収録されてないので映画ももちろん言ってないのだけど)
余計にこう、くる。
もし良かったら検索してみると良いと思います。
まぁ言っちゃうと「許せなくなる」なんだけどね。←

で、肝心の18禁versionでなにが変わっていたか、というと、
やっぱりエロだよね。
エロが、はい。
まぁ要するには皆様のご想像通りセックス描写が少しだけ鮮明でした。
もう少しクるかなー、とも思ってたのですが、
まぁでもあれ以上やったら日本で上映不可になるね。そりゃいかんわ。
愛のコリーダの二の舞になっちゃ、意味ない 苦笑
本当に、心がぐわっとひねり潰されるような、そんなセックスシーン。
あんな悪夢ってあるんだろうか。
キャスカがまた色っぽくて。
フェムトの目が恐ろしくて。
歯向かうガッツの気持ちが本当に本当に苦しくて。

凄いな…映像で見せ付けられると余計に…
本当に、今回の映画は、全て凄い。本当に。

あと、違いといえば、
ラストのラストの「これは終わりじゃない」っていう言葉がカットでした。
あれは、まぁなくてもいいんだけど、あれがあることで、
やっぱり黄金時代ってのはただの序章に過ぎないっていう認識を相互確認できたし、
なにより「また、続きがあるんだよね…!?」っていう期待感もあったりして…
まぁ、なきゃないでいいんだけどね。

でも、今回の18禁で一番良かったのは、エロよりなにより、
申し訳ないけどラストの川畑要さんのエンディングがなかったこと。
鷺巣さんの荘厳な音楽でクレジットを観てフーっってため息ついた途端
始まるケミストリー。
あれは正直、ぶち壊しです。
別にケミストリーも誰も悪くない。彼も歌上手だし。結局大人の事情ってやつだから。
だけど、やっぱアレはきつい。
でも、ここでも思うんだけど、
PartⅠの時はエンディングのクレジット時にもうAIがガツンときてたけど、
今回は監督の名前が終わって、一旦映画が終わったあとキャナメの歌がはじまるので
これ、監督の最後の抵抗だなぁ…と思う。
完全に区切ってわけたことで、本編自体には影響がないから。
窪岡監督は、いろいろ攻めていて、えらいなと思うし、嬉しいなと思う。

この18禁はDVDにはならないとのこと。(現時点では)
なので、ぜひこの機会に観てみるのもいいと思います。
壮絶な最後。ここまでしっかりと「悪夢」を描いた映画は今ないと思います。
映画史に残るぐらいだとわたしは思う。

そして、この心意気を持った監督、スタッフ、キャストの方で、
断罪編を作っていただきたいと、切に願います。

素晴らしい作品を、ありがとうございます。
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東京都出身。現在は都内某歓楽街の横にひっそり住んでます。
好きなものはメジャーカルチャーとサブカルチャーの狭間にたたずむもの。
偽善はきらい。そして散財家です。

ブログのタイトルはTHE BOOMのアルバムにも入っていない曲から。
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