GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?
ずいぶん、もうずいぶん前なんですけども…
去年の9月28日(土)、
TOHOシネマズ六本木ヒルズで、アニメ「有頂天家族」の
最終話先行上映&全13話を一気に見るオールナイトイベントに行ってきました。
約半年前か…あんまりそんなに前のイメージがないのだけど。
9月29日(日)は有頂天家族の最終話のOAだったのね。
なので、一足先に最終話を観れるチャンス。しかも劇場で!
これは行くしかない。というわけでリポDをキめていざ六本木へ!
有頂天家族は本当に素晴らしい作品で、
もう世界中の、おじいさんおばあさんから子どもまでみんなに見て欲しいし、
みんなが楽しめる作品で、
ストーリーひとつ、セリフひとつひとつ、背景や音楽も相まって、
毎週欠かさず見ていた。日曜日が待ち遠しくてしょうがなかった。
歌舞伎を彷彿とさせるテンポ、まさに痛快爽快、
そして見終わったあとは、本当に心が澄んでいくような。
こんなに素敵な作品ってあるんだろうか?
一度見てはいるものの、劇場で一気に改めて見直すと、
痛快さも心地よく、そしてより深さが染み入る。愛とは。生きるとは。
これから彼らはどうなるんだろう?
でもこれからも面白おかしく生きていってくれるだろう。
わたしもそれをまた、垣間見れることが出来れば嬉しい。
そう思った。
最終話上映前後には、
原作者の森見登美彦先生、吉原正行監督、
P.A.WORKSの堀川氏、脚本の菅正太郎さん、
そして矢四郎役の中原麻衣さんと海星役の佐倉綾音さんが登壇!
司会の方がバンナムの社員の方で、結構なグタグタ加減で、
中原さんが助け舟を出す場面もしばしば。苦笑
トーク部分は、もう少し、演出面とか色々聞きたかったな、
という心残りもあったんだけど、
「視聴者が「海星はこうだ」っていうイメージを、
いかに自分の力で自分が演じる海星に変えられるか、っていうのを考えた」
ってゆうあやねるの言葉にはハッとさせられました。
そうだね。
そうなんだよね。
あやねる、素敵な女優さんだな。
有頂天は、声優さんも実力派が勢揃いしてるわけだけれども、
声優さん全員のお芝居もビシッときめてくるものだから、
毎回凄くぞくぞくした。
ここか、ここなのか、ってゆう感情表現のラインみたいなものを感じて。
オーバーにもなりすぎず、短調にもなりすぎず。
セリフひとつひとつの重みをきっちり表現してくる。
セリフひとつに、そのキャラクターが背負ってるすべてが現れてる。
あのラインでギリギリで攻めてくるって、
本当に、さすがの一言。
参った。
ちなみに、森見先生が
「自分で書いてた時はそれほど感じてなかったけど、
映像で見るとああ、(老舗の店とかが)相当吹っ飛んだんだなぁ」とか言ってて、
そんな話もまた面白かったです。
あ、と。
休憩中、喫煙スペースで煙草吸ってたら、森見先生がいらしたの!!
ヒルズって喫煙所1箇所しかないじゃん。
だからいらっしゃったんだと思うんだけど。
「あ、先生だ、先生だ」って思いつつ、喋りかけられないでいたら、
隣にいた男性がすごーーくスマートに
「今日は最後までいらっしゃるんですか?続編期待してます」
って言ってて、
なんというさりげなさ!!
と感銘を受けて、わたしも去り際、
「小説、大好きです。頑張ってください」とご挨拶させて頂いた。
…けど、めっちゃ小声になっちゃった…
こういう時わたしは得てしてテンションあがっちゃって
松野明美か金田朋子かって感じになるので、
それを避けるために「大人な女性らしい知的な対応」をしようと試みた結果、
ただの暗い女になった。
いかんな…修行が足りん…
でも、まぁ、一言だけでもご挨拶出来て良かった。
有頂天家族を読んでいると、
京都で起こる荒れた天候や原因不明の事故等は、
彼ら狸と天狗の言い争いのせいなのかもなぁ。なんて思ったり。
でもね、ほんとに。生きていれば。生きていれば、
あとひとつくらい、良いこともあるのだと思いたい。
だから、生きよう。
そしてどうせ生きるのならば、面白おかしく、
阿呆になって生きてゆこうじゃないか、なんて思えた。
有頂天家族を見ていると。
本当に、素敵な作品でした。
高望みなんてする必要ない。
だからといって、卑下する必要だってない。
毎日を楽しく生きよう。楽しく生きていれば、それが大円団だ。
さて、今週末はそんな有頂天家族のイベントがございます。
んーーーーーー楽しみ!!
久しぶりに、矢三郎たちに会えるよ!!今からわくわく。
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