GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?
『アウトレイジ ビヨンド』見てきましたよー!!
初日の初回の舞台挨拶です@新宿バルト9。
最近のこのバルト9率たるや。
ちなみに今朝はうっかり寝坊したけどダッシュして20分くらいで着きました。
なんだ、頑張れば新宿も近いじゃん。
てかバルトって他の映画館に比べたら
驚異的な企画力というか営業力だなぁと行くたびに感心する。
舞台挨拶系やらその他イベントやら、とにかくキッチリ掴んでくるもんね。
やり手がいるのかしらね。
さて本題。案の定とても良かった!
やっぱりヤクザものは日本が誇る最高のエンターテイメントだね!
そして北野武ってどんだけ凄いんだと思わざるを得ないくらい、
殺しの描写だけでなく腹の探り合いもとてもスリリング。
そうくるか、いや、でもそうだよな、っていう最後も良かったな。
たけしさんも「かなり意識した」と言っていたけど、
前作より随分グロさがなくなってました。
確かに前作はすごかったからね・・・・・・
歯医者さんのギュイーンてやつで口内ぐわーッブシャーッとか、
紐付きの紙袋顔に被せて車から落として首絞めつつ延々引きずるとか・・・・
でも今回だってやっぱり殺し方はさすがですよ。
表現は控えめ(と言ったって普通と比べたら超ハードだけど)でも
こんなやり方よく思い付くなと感心してしまうほどウィット。
これは同じことを加瀬亮も言ってた。
いやホントだよ。野球て。
個人的には無言のヒットマン役の特命係長(高橋克典)がカッコ良かったです。
ひとつもセリフなかったんだけど。
でもだから余計にストイックというか冷酷さが表れててカッコ良かった。
あとバカ舎弟役の桐谷健太も。
頭は確実に弱いんだろうけど、純粋でまっすぐなヤツなんだろうな、
という芝居を特に目で表現してて、良い役者さんだなと思いましたです。
本人もそういうイメージで芝居したと言っていて、余計に感心。
まさにその気持ち、役のキャラクターが伝わってきました。
ただ・・・ね。最後にひとつ。
これは映画とはまったく関係ないんですけど。
初日舞台挨拶ということで記者さんカメラさんと
各媒体の方が取材で来てたわけだけど、
そのマスコミに対し悪態をつくお客様がなんかとても多かった。気がする。
たまたま耳に入ってきてしまっただけなのはわかってるんだけど・・・・・
でもそりゃないだろ、と。
舞台挨拶ってそもそもが各メディアで報道し宣伝してもらうフックであり、
ファンサービスはついででしょ。
ひとつでも多くのメディアが取り上げることを、関係者なら望むのは当然。
だけど彼女たちはマスゴミが一部の席を占領してることが我慢ならないようす。
取材が終わったあと、カメラとかバラしてるのも邪魔で仕方ないようす。
あのね、あの人たちはこれから即効で記事にする準備しなきゃなのよ。
我々は休日に、趣味で好きで来てるけど、向こうは仕事なのよ。
最近富にマスコミに対する批判は強くなってるとは思ってたけど、
こんなに嫌われもんなんだなぁ、と少し切なくなりました。
あなたたちが愛するエンターテイメントも、
あなたたちが大嫌いなマスコミの中の世界なんだけどな。
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ひみつのアッコちゃん、見てきました。新宿ピカデリー。
良かった。
とてもとても良かったです。
漫画やアニメとは全く別物のオリジナルひみつのアッコちゃん。
大人に変身した、中身は小学校5年生のアッコちゃんを演じる
綾瀬はるかちゃんは当たり前の如く可愛いんだけど、
それ以上に、等身大のアッコちゃんを演った吉田里琴ちゃんがとても素敵だった。
そして岡田将生くんがとにかくとにかくとにかくとにかくカッコ良かった。
なんて綺麗な顔なんだろう。なんて素敵な立ち姿なんだろう。
だけどカッコ良いだけじゃなくって、
まっすぐで純粋な雰囲気があって、
それは綾瀬はるかちゃんにも吉田里琴ちゃんにもみんなにあって、
映画全体の空気がとてもピュアになっていて良かった。
(余談ですが大杉漣さんのアッコちゃんは爆笑だった。
映画館であんなに爆笑したのは久しぶり)
子供の頃は大人になりたくて仕方ないけど、
大人ってなんだろう?
何をどうもってすれば大人なんだろう?
わたしは未だにわからない。
でも大人になって思うのは、
簡単に願いが叶ってしまっては感じられないことがあるんです。
遠回りして、悩んで、苦しんで、迷った今の自分に、
突き刺さりました。
強い気持ち、強い愛が大事なんだよね。
そしてもっとシンプルに。もっと素直にまっすぐに。
大事なことに気付かせてくれた。
もう、号泣。号泣でした。
って、この映画でここまで号泣する人間はそういないと思うんだけど。
でもね、後押しされました。前向きになりました。
わたしの感じたことが、山口さん(プロデューサー)が
映画に込めた想い、目指したことそのままだとあとで知り、嬉しくなった。
山口さんの作る作品、大好きです。
さらに言うと、山口&大森タッグの作品で好きじゃなかったことがない。
凄いことです。
根っこを信頼できる数少ない作り手。
リスペクトできる人がいる幸せ。
誰かが喜ぶ姿を見たい。遠くの、名前も知らない誰かを喜ばせるために。
そのために頑張るんだ。
良かった。
とてもとても良かったです。
漫画やアニメとは全く別物のオリジナルひみつのアッコちゃん。
大人に変身した、中身は小学校5年生のアッコちゃんを演じる
綾瀬はるかちゃんは当たり前の如く可愛いんだけど、
それ以上に、等身大のアッコちゃんを演った吉田里琴ちゃんがとても素敵だった。
そして岡田将生くんがとにかくとにかくとにかくとにかくカッコ良かった。
なんて綺麗な顔なんだろう。なんて素敵な立ち姿なんだろう。
だけどカッコ良いだけじゃなくって、
まっすぐで純粋な雰囲気があって、
それは綾瀬はるかちゃんにも吉田里琴ちゃんにもみんなにあって、
映画全体の空気がとてもピュアになっていて良かった。
(余談ですが大杉漣さんのアッコちゃんは爆笑だった。
映画館であんなに爆笑したのは久しぶり)
子供の頃は大人になりたくて仕方ないけど、
大人ってなんだろう?
何をどうもってすれば大人なんだろう?
わたしは未だにわからない。
でも大人になって思うのは、
簡単に願いが叶ってしまっては感じられないことがあるんです。
遠回りして、悩んで、苦しんで、迷った今の自分に、
突き刺さりました。
強い気持ち、強い愛が大事なんだよね。
そしてもっとシンプルに。もっと素直にまっすぐに。
大事なことに気付かせてくれた。
もう、号泣。号泣でした。
って、この映画でここまで号泣する人間はそういないと思うんだけど。
でもね、後押しされました。前向きになりました。
わたしの感じたことが、山口さん(プロデューサー)が
映画に込めた想い、目指したことそのままだとあとで知り、嬉しくなった。
山口さんの作る作品、大好きです。
さらに言うと、山口&大森タッグの作品で好きじゃなかったことがない。
凄いことです。
根っこを信頼できる数少ない作り手。
リスペクトできる人がいる幸せ。
誰かが喜ぶ姿を見たい。遠くの、名前も知らない誰かを喜ばせるために。
そのために頑張るんだ。
豊田利晃監督の最新作「I'M FLASH」。
豊田さんはわたしのサブカル時代を支えた一人。
「ポルノスター」は思春期のわたしには衝撃でした。
その後、松本大洋の「青い春」の実写を、
当時付き合っていた方と公開初日にわくわくしながら観に行き
ドーンと奈落に突き落とされるんだけど。
(世間では評判すげぇ良いんだよね~・・・謎すぎる)
青い春でも思ったんだけど、豊田さんってすごいアンバランスなんだよ。
それは結構悪い意味で。
ポルノスターは、曲がりに曲がってそのアンバランスさが活きてる気がするけど、
もしかしたらそれはむしろ珍しいことなのかもしれない。
と、今回の作品を見て思った。
意味があるんだかないんだかわかんない設定。
同、ストーリー展開。
そして異常なまでにカッコイイ音楽。(チバさんとか中村さんとかもう!)
が見事にアンバランス。ものすごくね。
でも、それが豊田ワールドだし、何故かカッコイイ。
(今回は音楽だけでぐわっと持っていったぐらい音楽は凄すぎだったけど)
生というものに対して突き放して客観視してるはずのルイ(主人公)が
本当は誰よりも死を恐れ、生きようとしてる様。
ルイは神だ。
誰かの手のひらの中で踊らされ役に立たなければ容赦なく切り捨てられる。
それでも尚生きようともがく滑稽な神。
いや、神なんかじゃない。
ルイは知ってる。
神などいないんだ。この世にも、どこにも。
でも、悪魔はいる。
この世は悪魔だらけだ。
気を許したら悪魔の手にかかる。
愚者を気取ってるルイの兄はそれを知っている。
愚者は頭が回らなければ成れない。
すべてを察知しているからこその愚者なのだ。
兄はルイに忠告する。
だけどこの世とは得てして非情。もがけばもがくほど、うまくはゆかない。
・・・・・・・・・・・・・そんな感じ。の映画。
って意味わかんないよね、でもそんな感じの映画でした。
生(死)に対し割り切れなさを露わにしていた殺し屋が
真っ先に頭を撃たれるのはこの世の常。なのかもしれないね。
この感じ、ピシャッとくる人はくるんじゃないかな。
まぁ、それは結構ごく少数だと思うけど。
それにしても、豊田さんは不器用だし正直だ。
ホリプロの役者(藤原竜也)をメインに据えるかわりに
ホリプロに金を出してもらって作った今作。
いやいや、竜也がびっくりするほど浮いている。
まぁ、藤原くんは結構どこでも浮がちなので珍しいことではないんだけど
ただこれまではその「浮きっぷり」というのは
最終的にとにかく「役者・藤原竜也」を見せつけられるというか
圧倒的に、芝居でかっさらっていく面があった。
でも今回は・・・・
彼の芝居は良かったと思う。
豊田さんの言う「蜷川さんの呪い」をずいぶん解いてもらったような芝居だった。
ただ、画面(えづら)的に、違和感を感じてしょうがなかった。
と同時に、豊田さんはほんっっとに龍平が好きなんだなぁとも。笑
個人的にはB太(永山絢斗)と北村(有起哉)さんがとてもよかった。
それにしてもサラッとYahooでレビューを見たら酷評の嵐で笑えてしまった。
で、酷評してる人の意見で必ずあるのが、
心臓撃たれてんのに軽やかに走るわ泳ぐわだとか、
植物人間だった女が急に起きて何もなかったかのように窓辺に立つとか
そういう「アリエナイ」描写について。
わからなくはないけれど、
でもそこはこの映画での重大なポイントではない気がする。
というか、映画とか、ドラマとか、漫画とか、
最近観客はリアリティリアリティ言い過ぎ。
リアリティがあるものを見たいならドキュメンタリーを観よ、
いや、ドキュメンタリーだってニュースだって結局伝える側の意思が入っていて
所詮リアルなんかじゃないんだから、
日常で何か見つけてくれよ。
と思う。心底。
何かを感じ取れたらラッキー。感じ取れなければそれまで。