久しぶりに車に乗って、首都高を下って青梅街道を走った。
冬の空気、
車に煙る煙草のにおい、
スピーカーから聞こえてくる音楽、
景色、
景色、
感情、
全部、なんだか懐かしかった。
10年前はよくこうやって夜走ってた。
いろんなところへ、
いろんな人に会いに、
はたまた忘れに、
いろんな感情を乗せて。
あの頃に戻りたいとは思わないけど、でも、もう戻れないんだよなぁ。
今思うとすごく輝いていたけど、渦中だとただ苦しいだけだった気もする。
想い出は良くも悪くも塗り替えられるということでしょうか。
10年経った今、わたしは何も持ってないよ。
優しさすら。
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