GOD? OUR NATION? YOU? OR ME?
今TBSの深夜放送されている『K』というアニメのノベライズ
K SIDE:REDを読み終えました。
いやー、最初から最後まで引き込まれたままだった。
面白い!
アニメとは比べものにならないくらい面白い!
この小説、評判があまりにも良くて、
で、手に入れようにもどこもかしこも売り切れ。
でもアニメ本編は正直くそつまらないし、まぁいっか、なんて思ってたんだけど、
たまたまね、ラジオドラマを聞いたのね、Kの。したら超面白くて。
考えたら「K」はラノベ作家が数人集まって作ってる作品だから、
意外とアニメ以外はイケるかも?
と思って、むっちゃ苦労して手に入れました。
(重刷かかったらしいから今後はある程度手に入れやすくなるのかもだけど・・・)
でも苦労して手に入れた甲斐があった。
以下、あらすじ抜粋。
《赤の王》周防尊が束ねる、炎の“徴(しるし)”を刻む少年たちの集団《吠舞羅》。
彼らのホームである鎮目町の一角にあるバー『HOMRA』に、
周防の高校時代の担任教師・櫛名穂波が、姪・アンナをともなって現れた。
両親を事故で亡くし、病のために施設に入院していたという無表情のその少女は、
青い服をまとい、めずらしいものを見るように“キング”周防を凝視する――。
「ミコト」
周防の夢の中で彼の名を呼ぶアンナ――
彼女は“王のなりそこない(ストレイン)”だった。
読み始めてもう一瞬で、
深く深くその世界に沈んでいく。
自分がまるで赤のクランズマン(吠舞羅)であると錯覚するくらいに。
ラノベだと思って、ナメてた。
キャラクターの関係性、それぞれの心理描写、戦闘シーンの迫力、
もちろん話の展開もすべて、素晴らしいほど飲まれた。
作者の来楽零、この人は一体何者だ?
このうねるような躍動感、引き込まれる感じは、
アニメを見ているから感じることなのかな?
否、そんなことはない。(反語)
この小説だけできちんと世界は成り立っているし、
というかこのストーリーこそ、アニメ化すべきだったと真剣に思う。
・・・ただ、アニメを見ているからこそ感じる部分は多々あるわけで。
以下は読後メモ。
*十束多々良という男の存在
赤の王(尊)の防波堤であり、
吠舞羅の若造たちの教育係であり潤滑油。
アニメ本編はそんな彼が殺されたことから始まるわけだけど、
彼の死は、あまりにも大きすぎる出来事だったんだと小説で改めて実感した。
あまりにも、辛い現実。
*尊とアンナの絆
なぜあんないたいけな少女がガラの悪い吠舞羅に・・・?なんて思っていたけど
こんな過去があったとは。
アンナの世界に色をもたらした尊。
それは赤色しか識別できなかった彼女に実質的な色を見せたことでもあるし、
彼女の世界そのものを変えたことでもある。
彼と彼女の、突然の、いや必然の絆に心があったかくなった。
*伏見猿比古という愛すべき天邪鬼
彼はアニメ本編では赤から鞍替えってセプター4(青の王のクラン)にいるけれども、
小説では吠舞羅の一員。
いつも舌打ちばかり、斜に構えてて態度も横柄、
でも感情豊かだし、実に素直。
その人間くささが愛おしいです。
なんかね、猿が今も吠舞羅に居たら、なんて思ってしまう。
セプター4で有能に働く彼を見ると余計ね。
*青のNo.2 vs 赤のNo.2
「剣をもって剣を制す、我らが大義に曇りなし」というセプター4の台詞。
が、無情にも皮肉になる、青服の司令代行・塩津元。
吠舞羅のNo.2の草薙に真っ向から傷をつけた男。
「お前、いつか俺みたいになるんじゃないかって、怖いんだろ」
・・・・・・・草薙さんは、小説でも、アニメでも、いつも飄々としてて
何か企んでたってその柔和な物腰ですいすいっとかわしてしまう
のに、
この塩津に対しては、感情を顕にする。
わたしは、はい、草薙さんが大好きなので。
痛さを余計に感じてしまったのかもしれない。
王を失ったNo.2の末路…… 考えたくないですが。
……十束が死んで、尊はじめ、吠舞羅みんな、
言葉にできないほどの空虚を味わってると思うけど
一番堪えてるのは草薙さんじゃないかなって気がするんだ。
自分にかなわないものをたくさん持ってる十束の存在は
王を支えるうえで、彼にとって大きかった。はず。
それに、小さな日々の雑務にしても、十束がいない今、
全部草薙さんにのしかかってくる。
「へーきへーき、なんとかなるって」
今も昔も、その言葉を一番欲してるのは草薙さんじゃないかなって。
幸せになってほしいな。草薙さんには・・・・・・
なんて思うから、いずせり、なんてCPに逃げたりしているんです。わたしは。
(※いずせり=草薙出雲×淡島世理の二次創作の総称。
Kは腐人気が高いためかノーマル(男×女)カプいずせりの創作物数が激少ない。
でも、草薙さんと世理ちゃん、大人の関係な感じでお似合いだと思うんだけどなぁ。
熱っぽくもドライでもどっちでもアリで素敵じゃない??ね??
お願いします、いずせりください!( ゚д゚)クレ )
とにかく、久しぶりに身震いするほど面白い小説を読みました。
アニメは流し見でいーや、なんて思ってたけど、
今後は真剣に見ます。
ラノベ文庫かと思いきや意外とハードな作り。
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2012.12.16 追記:
K SIDE:BLUE読了しました。感想は、こちら。
K SIDE:REDを読み終えました。
いやー、最初から最後まで引き込まれたままだった。
面白い!
アニメとは比べものにならないくらい面白い!
この小説、評判があまりにも良くて、
で、手に入れようにもどこもかしこも売り切れ。
でもアニメ本編は正直くそつまらないし、まぁいっか、なんて思ってたんだけど、
たまたまね、ラジオドラマを聞いたのね、Kの。したら超面白くて。
考えたら「K」はラノベ作家が数人集まって作ってる作品だから、
意外とアニメ以外はイケるかも?
と思って、むっちゃ苦労して手に入れました。
(重刷かかったらしいから今後はある程度手に入れやすくなるのかもだけど・・・)
でも苦労して手に入れた甲斐があった。
以下、あらすじ抜粋。
《赤の王》周防尊が束ねる、炎の“徴(しるし)”を刻む少年たちの集団《吠舞羅》。
彼らのホームである鎮目町の一角にあるバー『HOMRA』に、
周防の高校時代の担任教師・櫛名穂波が、姪・アンナをともなって現れた。
両親を事故で亡くし、病のために施設に入院していたという無表情のその少女は、
青い服をまとい、めずらしいものを見るように“キング”周防を凝視する――。
「ミコト」
周防の夢の中で彼の名を呼ぶアンナ――
彼女は“王のなりそこない(ストレイン)”だった。
読み始めてもう一瞬で、
深く深くその世界に沈んでいく。
自分がまるで赤のクランズマン(吠舞羅)であると錯覚するくらいに。
ラノベだと思って、ナメてた。
キャラクターの関係性、それぞれの心理描写、戦闘シーンの迫力、
もちろん話の展開もすべて、素晴らしいほど飲まれた。
作者の来楽零、この人は一体何者だ?
このうねるような躍動感、引き込まれる感じは、
アニメを見ているから感じることなのかな?
否、そんなことはない。(反語)
この小説だけできちんと世界は成り立っているし、
というかこのストーリーこそ、アニメ化すべきだったと真剣に思う。
・・・ただ、アニメを見ているからこそ感じる部分は多々あるわけで。
以下は読後メモ。
*十束多々良という男の存在
赤の王(尊)の防波堤であり、
吠舞羅の若造たちの教育係であり潤滑油。
アニメ本編はそんな彼が殺されたことから始まるわけだけど、
彼の死は、あまりにも大きすぎる出来事だったんだと小説で改めて実感した。
あまりにも、辛い現実。
*尊とアンナの絆
なぜあんないたいけな少女がガラの悪い吠舞羅に・・・?なんて思っていたけど
こんな過去があったとは。
アンナの世界に色をもたらした尊。
それは赤色しか識別できなかった彼女に実質的な色を見せたことでもあるし、
彼女の世界そのものを変えたことでもある。
彼と彼女の、突然の、いや必然の絆に心があったかくなった。
*伏見猿比古という愛すべき天邪鬼
彼はアニメ本編では赤から鞍替えってセプター4(青の王のクラン)にいるけれども、
小説では吠舞羅の一員。
いつも舌打ちばかり、斜に構えてて態度も横柄、
でも感情豊かだし、実に素直。
その人間くささが愛おしいです。
なんかね、猿が今も吠舞羅に居たら、なんて思ってしまう。
セプター4で有能に働く彼を見ると余計ね。
*青のNo.2 vs 赤のNo.2
「剣をもって剣を制す、我らが大義に曇りなし」というセプター4の台詞。
が、無情にも皮肉になる、青服の司令代行・塩津元。
吠舞羅のNo.2の草薙に真っ向から傷をつけた男。
「お前、いつか俺みたいになるんじゃないかって、怖いんだろ」
・・・・・・・草薙さんは、小説でも、アニメでも、いつも飄々としてて
何か企んでたってその柔和な物腰ですいすいっとかわしてしまう
のに、
この塩津に対しては、感情を顕にする。
わたしは、はい、草薙さんが大好きなので。
痛さを余計に感じてしまったのかもしれない。
王を失ったNo.2の末路…… 考えたくないですが。
……十束が死んで、尊はじめ、吠舞羅みんな、
言葉にできないほどの空虚を味わってると思うけど
一番堪えてるのは草薙さんじゃないかなって気がするんだ。
自分にかなわないものをたくさん持ってる十束の存在は
王を支えるうえで、彼にとって大きかった。はず。
それに、小さな日々の雑務にしても、十束がいない今、
全部草薙さんにのしかかってくる。
「へーきへーき、なんとかなるって」
今も昔も、その言葉を一番欲してるのは草薙さんじゃないかなって。
幸せになってほしいな。草薙さんには・・・・・・
なんて思うから、いずせり、なんてCPに逃げたりしているんです。わたしは。
(※いずせり=草薙出雲×淡島世理の二次創作の総称。
Kは腐人気が高いためかノーマル(男×女)カプいずせりの創作物数が激少ない。
でも、草薙さんと世理ちゃん、大人の関係な感じでお似合いだと思うんだけどなぁ。
熱っぽくもドライでもどっちでもアリで素敵じゃない??ね??
お願いします、いずせりください!( ゚д゚)クレ )
とにかく、久しぶりに身震いするほど面白い小説を読みました。
アニメは流し見でいーや、なんて思ってたけど、
今後は真剣に見ます。
ラノベ文庫かと思いきや意外とハードな作り。
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2012.12.16 追記:
K SIDE:BLUE読了しました。感想は、こちら。
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